オーガニック素材のパイオニア、大正紡績の近藤健一部長
オーガニック素材のパイオニアとして、とても有名な方です。
世界中の素材の生産地に、ご自分の足で行かれ、ご自分の目で見て、納得したものだけを購入します。
お忙しい中、私のために時間を作ってくださり、オーガニックウールを始め、
オーガニック素材のお話をレクチャーして下さいました。
いつも最後に「私は、いつも人を幸せにすることだけを考えているんですよ」と子供の様な笑顔で仰います。
オーガニックウールとは?
今回使用しているオーガニックウールは、
オーストラリアのNASSA(オーストラリア持続的農業協会)が
認証した原毛を原材料としています。
オーガニックウールの認定を受けるためには、
牧場での原毛、土壌、水、牧草の化学物質残留量が厳しい基準をクリアしなければなりません。
もちろん牧羊のための飼料、肥料、殺虫剤などは、オーガニック認定を受けたものだけ。
寄生虫駆除のために通常使われる科学薬剤は、羊に投与されません。
毎年のとても厳しい検査をパスして、オーガニックウールは生まれるのです。
広大な自然のなかオーガニック牧場で育まれる羊たち
white label 2nd コレクション は、オーストラリア ニューサウスウェールズ州 ティルパにある
オーガニック牧場で育てられた羊の毛を100%使用しています。
ここでは、甲子園球場の広さの牧場を1パドックとして、80個のパドックを用意。
まず、1つのパドックに500頭の牛を一週間飼育して長い草を食べさせた後、
次に400頭の羊を一週間飼育します。
そして、羊は1年半かけて80パドックを順送りされるため、空いているパドックの牧草は自生します。
グレイジングシステムと呼ばれるこの飼育方法により、羊は安定した餌を得ることができ、
毛質は均一で良質なものとなるそうです。